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2018年11月5日

【ドローン日記】2018/11/05警察・消防・災害救助に特化したドローンがDJIより発売されました。

9月に発売したMavic 2から新たに拡張性が加わった防災用ドローンMavic 2 EnterpriseがDJI社より新たに発表されました。弊社で導入しましたのでご紹介致します。
Mavic 2 EnterpriseとMavic 2の違いとして、Mavic 2 Enterpriseは、Mavic 2のフライトプラットフォーム上に構築されていますが、Mavic 2 Enterpriseは産業用途を想定されて開発されており、オールインワン ドローンソリューションです。
DJIのモジュラーアクセサリーを取り付けるための拡張ポートを備え、自己発熱型バッテリー、24GB 内蔵ストレージ、DJI AirSenseを搭載。Mavic 2ではDJI GO 4のアプリを対応していましたが、Mavic 2 EnterpriseはDJI Pilot モバイルアプリに対応しています。
Mavic 2 Enterpriseの大きな折りたたみ式コンパクト設計で優れた携帯性は変わらず(905g)、自己発熱型バッテリーは氷点下でも正常に動作し、厳しい天候下でも電源が落ちにくくなりました。
最大飛行時間は無風の時で31分 (25 km/hの一定速度で飛行時)、運用限界高度は海抜から6000mになっています。
Mavic 2 Enterpriseは機体中身のアップグレードだけではなく、3種類のモジュールをつける事が可能になりました。

M2E Speaker(拡声スピーカー)は、緊急時の地上チームとのコミュニケーションをとる場合において、パイロットや作業中の隊員に効果的に指示を伝えることが出来たり、川の救助者に対して音声で指示を伝えることができたりなど、音声を届けるという用途を想定して設計されました。スピーカーの音圧レベルは、100 db(距離1 m)であり、有効通信距離は周囲の騒音状況にもよりますが、一般的な状況では約20~40mです。

M2E Spotlight(デュアルスポットライト)を使用すれば、暗い場所での遭難者に光を届け、簡単に誘導できます。スポットライトの有効照度距離は、搭載カメラがはっきりと撮影できるように、約30メートル先まで照らすことができます。

M2E Beacon(白色閃光灯)を使えば、離れた場所で作業中の別のパイロットからも確認でき、夜間ミッションにさらなる安全性を確保できます。ビーコンの有効照度距離は環境に依存しますが、一般的な状況下で約5kmです。

※夜間飛行については、国土交通省が定める飛行ルールを遵守してください。

Mavic 2 Enterpriseが有するMavic Proを上回るこれ以外のメリットとして、Mavic 2 Enterpriseは、日本国内で5 kmまで操作できる新しい伝送システム OcuSync 2.0を搭載し、より高い解像度、飛行中のより優れた耐干渉性と低遅延を実現している事があげられます。ドローンと言えば空撮に使われることが多くあるため、カメラの性能や飛行時間の増大などにアップグレードしていくことが多く、今回の様な災害用ドローンに対してどの程度、有効に使われていくかは未知数でありますが、Mavic 2 Enterpriseは、治安の維持/点検業務/人命救助/消防対応/警察活動などの分野に特化した設計をされ、モジュールを適宜つける事によりそれらの幅広い分野で間違いなく活躍することになるでしょう。

この機体についてご不明な点があればお気軽にお問い合わせください。

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