ドローン技術Q&A

Mavicのインテリジェント・ビジョン・ポジショニング・システムと 視覚情報によるビジョン・ポジショニング・システムの違いは何ですか。

最終更新日:2018年12月10日
対象機種:
  • 空中撮影ドローン
  • Mavic Pro Platinum

Mavicは、前方と下方に搭載されているデュアル・ビジョン・センサーを組み合わせて正確なホバリングを実現します。したがって、下の表面に模様があり、明るさが十分であれば、地上から最大13mまで安定したホバリングが可能です。Mavicが地上の基準点を確認できないとしても、前方のビジョンセンサーを利用してホバリングできます。一方、 視覚情報によるビジョン・ポジショニング・システムでは、模様のある表面の確認を補完するために超音波センサーからの情報が必要です。

この2つのシステムの違いを表す一例としては、バルコニーに立っているときに機体があなたの元に戻ってくる場合です。バルコニー上に飛んでくる場合、視覚情報によるビジョン・ポジショニング・システムを使用しているドローンは、下の表面からの高さを別々に測定する2つのデータソースからデータを取得します。ひとつは地面からの高さ、もう1つはバルコニーからの高さです。データが矛盾していると、視覚情報によるビジョン・ポジショニング・システムは混乱する場合があります。

もう1つの例は、ドローンの下の地面が植物で覆われている場合です。草木は音やその他の表面を反射しません。その結果、視覚情報によるビジョン・ポジショニング・システムの超音波センサーは、高度に関するデータを収集できません。

つまり、Mavicのインテリジェント・ポジショニング・システムは、必要な入力情報が少なくて済むため、その機能はより安定しています。

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